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我が子にはすくすくと健康に育ってほしい。 親は誰でもそう望んでいます。 医療機関や健診、その他で「発達が遅れている」とか 「再健診しましょう」「専門の先生に見てもらってください」 「○○病の疑いがあるかもしれません」などといわれたら、 親は崖から突き落とされるにも等しい衝撃を受けるものでしょう。 しかしこの言葉は親として真摯に受け止めるべき物です。 子どもを実際に診察、観察している専門家の診断や提案を 信頼を持って聞くことは、たいへん重要なことです。 決して不信ばかりをもって ドクターショッピングするなどと言うことは、 お子さんにとっても親にとってもいいことではありません。 治療や療育の機会があるなら、 医師や家族と十分に相談してぜひ利用しましょう。 特に早期療育は子どもの発達を促したりする効果だけでなく、 親の精神的安定のためにも有効です。 少々開始が遅くなったからといって後悔する必要はありません。 治療や療育は、お子さんにとっても家族にとっても 大きな負担になることがあります。 大きな負担だからこそ、専門家との信頼関係の下に、 家族が協力してあたっていくことが重要となります。 ご兄弟がいる場合には、その子の育児についても十分な配慮が必要です。 時には祖父母や親戚への対処も必要になることがあります。 大きな負担は家族だけでも負いきれないことがあります。 その場合は、近隣の人々や行政や社会福祉事業などに 手伝ってもらうことを躊躇わずに行ってください。 精神的な負担については、 このホームページや色んなサイト、親の会などで、 分かち合うこともできるでしょう。 目の前に立ちはだかったに思えた崖は、ただの崖ではありません。 平地にはない美しい花が咲き、珍しい鳥が集まり、 一つ岩を越えるごとに特別な達成感を得られるのです。 この崖に立ち向かう人々を、 多くの医療者や専門家や育児をしている仲間が 援助し、応援してくれることでしょう。 祈りつつ ほそかわなおこ |